『待つことができなかったサウル王』
【Ⅰサムエル13:8 サウルは、サムエルが定めた日によって、七日間待ったが、サムエルはギルガルに来なかった。それで民は彼から離れて散って行こうとした。13:9 そこでサウルは、「全焼のいけにえと和解のいけにえを私のところに持って来なさい」と言った。こうして彼は全焼のいけにえをささげた。
13:10 ちょうど彼が全焼のいけにえをささげ終わったとき、サムエルがやって来た。サウルは彼を迎えに出てあいさつした。13:11 サムエルは言った。「あなたは、なんということをしたのか。」サウルは答えた。「民が私から離れ去って行こうとし、また、あなたも定められた日にお見えにならず、ペリシテ人がミクマスに集まったのを見たからです。・・・
13:13 サムエルはサウルに言った。「あなたは愚かなことをしたものだ。あなたの神、【主】が命じた命令を守らなかった。【主】は今、イスラエルにあなたの王国を永遠に確立されたであろうに。」】①サウル王は、サムエルから言われた7日間を待つことができずに、自分でいけにえを捧げてしまいました。神によりすがるよりも、自分の力に頼ったのです。そしてそれを指摘されると「あなた(サムエル)が遅れたから」と人のせいにしたのです。自分の力に頼る高慢も、自己正当化の言い訳も、神様の前ではむなしいものです。一番の回復の近道は、自分の罪を自覚し、プライドを捨てて神に立ち返ることなのです。
『子ロバを用いられたイエス様』
【マルコ11:2 言われた。「向こうの村へ行きなさい。村に入るとすぐ、まだだれも乗ったことのない、ろばの子が、つないであるのに気がつくでしょう。それをほどいて、引いて来なさい。11:3 もし、『なぜそんなことをするのか』と言う人があったら、『主がお入用なのです。すぐに、またここに送り返されます』と言いなさい。」11:4 そこで、出かけて見ると、表通りにある家の戸口に、ろばの子が一匹つないであったので、それをほどいた。11:5 すると、そこに立っていた何人かが言った。「ろばの子をほどいたりして、どうするのですか。」11:6 弟子たちが、イエスの言われたとおりを話すと、彼らは許してくれた。11:7 そこで、ろばの子をイエスのところへ引いて行って、自分たちの上着をその上に掛けた。イエスはそれに乗られた。】①この小さなロバは、イエス様のエルサレム入場に用いられました。主は小さなロバを用いられたのです。あなたが小さくても力が無くても、もし「主がお入り用です」と言われたならば、聞き逃してはいけません。もし自分を差し出すならば、主は最高の方法であなたを用いられるのです。