『悩む人の祈り(ダビデ)』詩編56-59篇
【詩56 指揮者のために。「遠くの人の、もの言わぬ鳩」の調べに合わせて。ダビデのミクタム。ペリシテ人が、ガテでダビデを捕らえたときに
56:1 神よ。私をあわれんでください。人が私を踏みつけ、一日中、戦って、私をしいたげます。56:2 私の敵は、一日中、私を踏みつけています。誇らしげに私に戦いをいどんでいる者が、多くいます。56:3 恐れのある日に、私は、あなたに信頼します。56:4 神にあって、私はみことばを、ほめたたえます。私は神に信頼し、何も恐れません。肉なる者が、私に何をなしえましょう。】①ダビデは、王として将来を約束されていたにもかかわらず、長い間苦しみの時を過ごしました。その苦しみの中で、人間の弱さと人々の本質をまざまざと体験したのです。しかしその中で、ダビデは主をほめたたえ、信頼し続けました。②平常時に問題なくできたことが、苦難の時には難しくなります。しかしダビデは、難しい状況下でこそ、神様が喜ばれることを選び取ったのです。だからこそ彼は、素晴らしい信仰者となったのです。
『御心に添った悲しみ』2コリント7:2-16
【Ⅱコリント7:10 神のみこころに添った悲しみは、悔いのない、救いに至る悔い改めを生じさせますが、世の悲しみは死をもたらします。7:11 ご覧なさい。神のみこころに添ったその悲しみが、あなたがたのうちに、どれほどの熱心を起こさせたことでしょう。】①「神様の御心の中」での悲しみは、その人自身が変えられます。しかし世の悲しみは、誰かのせいにします。自虐したり自己正当化したりして、正直に「神様の元で祈る」ことが出来なくなります。悲しみの中でこそ、神様を見上げましょう。神様を信頼して、祈り続けましょう。主はその悲しみの背後で、あなたを「成長させる」ために、働いておられるのです。